高岡古城公園 桜情報(2)
高岡古城公園のソメイヨシノはすべて散ってしまった。
きれいさっぱりと散るところが桜の魅力。何事も散り際が大事。
「散る」ことについて私の好きな歌二首
・散ればこそ いとどさくらは めでたけれ うき世に何か 久しかるべき よみ人しらず 伊勢物語
はかなく散るからこそ桜は素晴らしい、こんな憂き世に、一体永続する何があるというのだろうか。
歌の解釈は 大岡信著『折々の歌』 による
・散りぬべき 時しりてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ 細川がガラシャ
花も人も散り時を心得てこそ美しいのだ。 殉教死を選んだん悲劇の美女 ガラシャ夫人 辞世の歌
戦国武将・細川忠興の妻 明智光秀の三女。キリスト教信者。関ヶ原の合戦の時、石田三成に人質にされそうになった時、家臣に胸を突かせた壮絶な死は遂げた。
今、高岡古城公園で見ごろなサクラは カズサザクラ、べにシダレ、 オオシマザクラ、ケンロクエンキクザクラなど
カズサザクラ (博物館前) ベニシダレ(小竹薮広場)
オオシマザクラ(北口駐車場上)
ケンロクエンキクザクラ(本丸入口)
2024.4.21
高岡観光ボランティアガイドやまたちばな
本保澄雄