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お知らせ
高岡観光ボランティアガイド やまたちばな

サクラシーズンもそろそろ終わり

 3月下旬から咲き始めていた高岡古城公園のサクラ。

園内18品種のサクラが次々と順序良く咲き市民や観光客の目を楽しませていたが、桜のシーズンもそろそろ終わり。

園内で一番最後に咲くサクラ ケンロクエンキクザクラは今が満開。

これが散ると公園内の桜の花はすべて終了。新緑の季節を迎える。

            射水神社→本丸の道路右側(土塁上) トイレの近く

                           案内板

2023.4.29

              高岡観光ボランティアガイドやまたちばな

                    本保澄雄

植樹 銘板掛け

 今月3日に植樹を行った桜の若木に、本日は《やまたちばな》の銘板掛けを行った。

創立20周年記念植樹ということでグループ立ち上げに尽力いただいた沢田さんご夫婦、前会長の白井さんのご出席をいただいた。

また来賓として公園管理事務所菅谷所長、高岡観光協会専務理事のご出席をいただきなごやかな雰囲気のもとに行われた。

                  参加者全員で記念写真

 

       銘板掛け終了後はアミダコーヒーで懇談。旧交を温めた。先輩の皆様方

 

 

2023.3.18

              高岡観光ボランティアガイド やまたちばな

                         本保澄雄

 

 

20周年記念植樹

 3月3日、私たち高岡観光ボランティアガイド《やまたちばな》の創立20周年を記念として高岡古城公園小竹薮にコシノヒガンザクラの植樹を行った。

業者は富山興業さん。

《やまたちばな》からは柴田、福岡、本保、松下、室谷(50音順、敬称略)が出席した。

作業は9時過ぎから始まり10時30頃まで行われた。

途中高岡市役所文化財課の田上氏が掘り起こした後の地中埋蔵物の有無の確認に来られた。

銘板取り付けは18日に予定。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図面左下 黒丸地点に植樹

              植樹作業 樹高約3m 樹齢 接ぎ木後5年

 

 

                                                                                           

 

                 

 

 

 

                                 

 

 

     

       2023.3.4

                 高岡観光ボランティアガイドやまたちばな

                            本保澄雄           

 

 

                                       

                                                                                                                                                                                                                                                                                

東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ 梅の花・・・

東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ  菅原道真 『拾遺集』巻十六雑春

 

 春になって東風(こち)が吹いたら、匂いを大宰府へ送ってくれ。主人(私)がいなくなったからといって春を忘れるではないよ。

     「おこす」は「遣わす」で送ってよこすという意味。

 

 皆さんよくご存じの菅原道真の歌。「な」+「そ」の禁止を表す言葉が使われており高校の古文のテストや大学の入試にもよく出題される。

 

 平安時代、菅原道真は藤原時平に謀られ大宰府に左遷された。道真は日ごろから愛でていた梅の木・桜の木・松の木などとの別れを惜しんだ。その時梅の木に語り掛けるように詠んだだのがこの歌である。

 

 大宰府天満宮の飛梅伝説はこの歌から生まれた。

 

飛梅伝説

伝説によれば、道真を慕う庭木の内、桜は、主人が遠い所へ去ってしまうことを知って見る見るうちに枯れてしまった。梅と松は、道真の慕う気持ちが強く空を飛んで大宰府に向かった。ところが松は途中で力尽きて降りてしまった。(飛松伝説)梅は見事その夜のうち主人の暮らす大宰府まで飛んで行き、その地に降り立って根を生やした。

 

 加賀前田家では利常のころから「前田家は菅原道真の子孫である」と称するようになった。

加賀前田家が家紋に剣梅鉢を使用するようになった所以である。

                      加賀前田家家紋

                   金沢のお正月用和菓

 

    2023.3.1

                   高岡観光ボランティアガイド やまたちばな

                     本保澄雄

                   

 

 

うぐひすの なきちらすらむ 梅の花

 2月11日(土・休) 先日来の寒さも和らぎ今日は快晴、最高気温10度と割と暖かい日。

この時期気になるのはやはり高岡古城公園の梅。公園へ梅を見に行く。

前回よりも開花が進み、コウトウジ、カゴシマベニ、トウジは満開。ブンゴ、オモイノママ、ツキノカツラなどは今から。

                    梅林中央、大伴家持の歌

 

みなさんご存じ 家持の歌。(万葉集巻17 3965)

「うぐひすの 鳴き散らすらむ 梅の花 いつしか君と手折りかざさむ」 

                              大伴家持 万葉集 巻17 3965

 鶯が鳴いて春の花を散らしていることでしょう。

    いつになったらあなたと一緒にこの梅の枝を手折って髪にさせることでしょうか。

同時に作った歌

「春の花 今は盛りに にほふらむ 折りてりてかざすむ 手力(たじから)もがも」 同上 3966

  春の花が今を盛りに咲いています。この梅の枝を折って髪にかざす手の力が欲しいです。

重病の心細さを池主に贈り訴えた歌。

 大伴家持は天平18年(746)7月越中の守として着任した。29歳 赴任した最初の冬、家持は病に伏した。

越中で、初めて体験する国守の仕事せいか、越中の寒さのせいか、弟の訃報のせいか、それとも宴会疲れのせいか。

生きるか死ぬかという大病になった。そんな家持を励ましたのは家持より先に越中に赴任していた一族の大伴池主だった。

二人は、2月29日(太陽暦4月17日)から数日間のうちに短歌、長歌など手紙で交わした。

池主の歌による励ましに元気づけられたの晩春のころには病は回復した。

 

 枝を折ろうとしたのは髪に挿すため。挿頭(かざし)と言って植物の生命力をわが身に移そうとする民間信仰

 

    2023.2.11

                         高岡観光ボランティアガイド

                          やまたちばな 本保澄雄