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高岡古城公園 お堀の水
高岡古城公園は3つの堀がある。
それぞれは今から400年以上前、加賀前田家2代当主前田利長公が築城したときに掘られた。
その中で、枡形堀は一番深く、10m前後の深さがあると言われている。
枡形堀には龍女伝説がある。 掘っても掘っても水が出なかった。それを聞いた若い娘がお堀へ飛び込んだ。そうするとたちまち水が湧き出した。お堀から1匹の巨大な竜が姿を現しまた水の中へ消えてえていったとか
古絵図面には2か所 「水」の表示がある。多分ここが湧水点だったのだろう。庄川の伏流水が湧き出ていたと思われる。堀の水はきれいで、かっては「塵溜まらず」とも言われた堀である。
わずか6年で廃城になった城であるが戦国時代にはお堀の水面には菱の葉が浮かんでいた。
堀の深さを隠すためであった。
現在は「とやまの名水」に選ばれている。
ところが最近は汚れが目立ってきたのと水量不足でおとぎの森近くの玄手川から導水をしている。
写真は『高岡古城公園ガイド』から
2024.7.25
高岡観光ボランティアガイド やまたちばな
本保澄雄
高岡古城公園 桜情報(3)
5月3日(金・休)憲法記念日 本日は日本全国で晴れ。
高岡市内でもただ今の気温22度 街中には半袖の若者も。
高岡古城公園では最後の桜、ケンロクエンキクザクラやウワミズザクラが満開。
ケンロクエンキクザクラ
ケンロクエンキクザクラは金沢兼六園に伝わる栽培品種。花弁が非常に多く300枚以上に及ぶこともあり、上品な和菓子を連想させる玉のような花が咲く。原木は枯れ死したが増殖されたものが流通し、各地で栽培されている。
『サクラハンドブック』 大原孝明 著
ウワミズザクラ
ウワミズザクラ(上溝桜・上不見桜)桜らしからぬサクラ。白い小さな花が房状にたくさんつくのが特徴。
これがが終わると高岡古城公園全体が新緑に覆われ、夏へと季節が移ろい行く。
2024.5.3
高岡観光ボランティアガイドやまたちばな
本保澄雄
高岡古城公園 桜情報
県内各地から続々桜情報が寄せられている。 さて高岡古城公園の桜はいまどうなっているのか。
毎日毎日気になって仕方がない。
世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし。 在原業平
全くその通り。
昨日(4月10日)は春らしい陽気。 絶好の花見日和。
早速高岡古城公園へサクラの様子を見に出かける。
私たちが植樹したコシノヒガンは満開。そろそろ若葉が出始めた。
私たちが植樹したコシノヒガン 若葉が出始めた
オオシマザクラ 今少し センダイヤは満開
ソメイヨシノは満開 そろそろ散りはじめ
お花見は今週がピークか。 今週中にぜひ高岡古城公園へ。
歌の解釈
世の中に、桜というものがなかったら春を過ごすひとの心はどんなにかのどかであることだろうか。
桜があるばかりに、人は何時桜が咲くのだろうか何時咲くのであろうかやきもきしている。咲いたらさいたでいつ散るのか気になって仕方がない。いつ花見に行こうかと悩む。桜が存在するために春は人々の心はなごやむ暇がない。桜がなかったらこんなに悩む必要がなく、きっとのんびりと春を過ごせるだろう。
2024.4.11
高岡観光ボランティアガイドやまたちばな
本保澄雄
梅が満開です
2月13日。晴れ。高岡市内は最高気温17度というこの時期としては異例の暖かさ。
高岡古城公園へ梅を見に行く。
トウジ、カゴシマベニ、カンコウバイは満開。ブンゴ、シロカガ、ツキノカツラ、オモイノママは今から。
梅林はカメラマンでいっぱい。それぞれ思い思いに梅を楽しんでいた。
トウジ
カゴシマベニ
カンコウバイ
梅が香や のっと日の出る 山路かな 松尾芭蕉
梅の香りが漂う山路で朝日がぱっと明るく昇りってくる。
中学の国語の教科書にも出て俳句。
しら梅に 明る夜ばかりと なりにける 与謝蕪村
白梅が美しく光る夜明けになったことだ。
与謝蕪村 辞世の句
2024.2.14
高岡観光ボランティアガイドやまたちばな
やまたちばな 本保澄雄