高岡古城公園 お堀の水
高岡古城公園は3つの堀がある。
それぞれは今から400年以上前、加賀前田家2代当主前田利長公が築城したときに掘られた。
その中で、枡形堀は一番深く、10m前後の深さがあると言われている。
枡形堀には龍女伝説がある。 掘っても掘っても水が出なかった。それを聞いた若い娘がお堀へ飛び込んだ。そうするとたちまち水が湧き出した。お堀から1匹の巨大な竜が姿を現しまた水の中へ消えてえていったとか
古絵図面には2か所 「水」の表示がある。多分ここが湧水点だったのだろう。庄川の伏流水が湧き出ていたと思われる。堀の水はきれいで、かっては「塵溜まらず」とも言われた堀である。
わずか6年で廃城になった城であるが戦国時代にはお堀の水面には菱の葉が浮かんでいた。
堀の深さを隠すためであった。
現在は「とやまの名水」に選ばれている。
ところが最近は汚れが目立ってきたのと水量不足でおとぎの森近くの玄手川から導水をしている。
写真は『高岡古城公園ガイド』から
2024.7.25
高岡観光ボランティアガイド やまたちばな
本保澄雄