「気づいていますか?ヤングケアラーの存在」:市民企画講座開催のお知らせ
2021年 12 月 4 日 (土) 令和3年度 高岡市男女平等推進センター市民企画講座開催!
お申込みのうえ、是非、ご参加ください!!
≪託児のお申し込みは締め切りました≫
「家族ケアと家族役割:自明性の罠からの解放」
~もう一つの家族ケア、「きょうだい」の存在に着目して~
日 時:2021年 12 月 4 日(土) 13 時 30 分~ 16 時 (開場 13 時)
会 場:高岡市生涯学習センターホール(ウイング・ウイング高岡4 階)
参加費:無料
要参加申し込み:お申し込みは以下へどうぞ。
・本講座参加申し込み専用のメールアドレス⇒ siminkikaku.youngcarers2021@gmail.com
≪氏名(フルネーム)と連絡先お電話番号をお忘れなく≫
【プログラム内容】
13:30~13:45
講座の趣旨説明
男性介護者の会「みやび」代表 平尾 隆
13:45~14:45
≪基調講演≫
「きょうだい」の気持ち
~きょうだい会の活動から見えてきたこと~
静岡きょうだい会 代表 沖 侑香里さん
14:45~15:20
県内の障害者福祉分野の「きょうだい」支援について
社会福祉法人くるみ 理事長 岡本久子さん
15:25~15:55
きょうだい支援についてディスカッション
静岡きょうだい会 沖さん
社会福祉法人くるみ 岡本さん
進行:男性介護者の会「みやび」 平尾
15:55~16:00
まとめ
男性介護者の会「みやび」 平尾
【本講座の問題意識と期待される効果】
家族ケアにおける家族や女性の役割を自明とする社会規範は、家族ケアの社会化が方向づけられて 20 年以上が経過した現在でも根強いものがあります 。2010 年代半ばからは、高齢のケアラーのみならず、家族のケアを引き受ける若者、特に、18 歳未満のヤングケアラーが注目され、社会問題として認識され始めました 。
ヤングケアラーのジェンダー割合は、女性6割、男性4割 。ケアする人とされる人との関係で最も多いのが「きょうだい」で、その存在は、医療や障害者福祉の観点のみならず、ヤングケアラー支援の文脈でも、少しずつ周知されています 。
本講座では、高齢のケアラーへの社会的支援はこれからも必要であると同意したうえで、ジェンダーとケアする人の人権の視点から、「きょうだい」という立場にスポットライトを当て、「 きょうだい 」 会代表の基調講演と、富山県内で展開されている障害者福祉分野の取り組みを参考にしつつ 、地域社会における「 きょうだい 」の存在意義、および今後の必要かつ有効な社会的支援について考えます。本講座が、「家族ケアは家族の役割 」という自明性からの解放を目指すとともに、ジェンダー平等の下での包括的なケアラー支援、ヤングケアラー支援の確立と高岡市における男女平等・共同参画推進の糸口となることを期待します 。