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高岡城、三の丸の石垣石材

5月18日。晴れ、気温27度。夏日。

三の丸と小竹薮を結ぶ土橋上の石垣石材をを見に行く。ベンチに転用されている石垣石材である。

 

 

 高岡市教育委員会『富山県高岡市 高岡城跡詳細調査報告書』、古川知明『富山城の縄張りと城下町』 

両著ともこの石を取りあげている。それだけ注目に値する石材ということであろう。

 

『高岡城跡詳細調査報告書』では

 「非常に細かい加工がされており他の石垣材とは異なる。(中略)加工が精巧なことから、石垣の隅角の角石や御殿の踏み石として使用された可能性がある。

 

古川知明『富山城の縄張りと城下町』では約2ページにわたり説明

 「刻印の大きさは慶長14年以調達されたとされる本丸土橋の石垣と・・・同時期に調達されたことを示す。・・このような整った石材を使用して築造する石垣隅角部は、算木積みになるものと考えられる」

 

 私たちガイドするとき、まったく説明しない石垣石材。それがが歴史的に大きな意味を持っているかもしれない。

高岡城築城の築城の歴史が変わるかもしれない。夢が膨らむばかりである。

2022.5.18

                       高岡観光ボランティアガイド やまたちばな花

                          本保澄雄

 

 

 

 

 

 

三の丸西側、三の丸と小竹薮 を結ぶ土橋上に、ベンチに転用されえた石垣石材が存在する。

二の丸から本丸へつながる土橋には、築城当時の石垣が今も残っている。

そのほかに石垣がないのだろうか。

 

興味は尽きないところである。高岡城の石垣は明治8年に取り外され和田川の護岸工事に使用されたと言われている。

 

虎・寅 あれこれ

今年は寅年

 徒然(つれづれ)なるがままにトラにまつわる話・言葉など、あれこれ書いてみた。

 

加藤清正の虎退治 

 秀吉の朝鮮出兵。清正は朝鮮で戦っていた。夜になると清正の陣地にが出てきて兵士や馬を食い殺した。  

怒った清正は槍で虎を退治。虎と戦った時、穂先が十文字の槍を使っていたが戦いの最中十文字の片方が折れてしまった。

このためこの槍は「片鎌槍」と呼ばれるようになった。(本当は鉄砲で射殺したらしい)

虎の毛皮と肝は肥前・名護屋城に滞在中の秀吉に送られた。

 加藤清正(幼名虎之介)秀吉子飼いの家臣。槍の名人(賤ケ岳七本槍の一人) 築城の名手。熊本城を築城。

 

一休さんの屏風の虎  頓智で有名な一休さんの話

  ある日殿様が一休さんをお城に招いた。

   「早速だがそこにある屏風の。夜中に屏風から抜け出して悪さをして困る。何とか縛ってくれ」

   「わかりました。さっそく縛り上げて見せます」一休さんはすぐに準備をした。

   「それでは今からこの虎を縛りあげますから、殿様この虎を屏風から追い出してください」

   「何を言う。屏風の虎を追い出せるわけがない」

   「それでは屏風の虎は夜になっても出て来ないはずですね。悪さもしないですね」

  一休さん 室町時代の臨済宗の僧一休宗純。のちに浄土宗に改宗。後小松天皇の子ともいわれている。

 

  童謡「鬼のパンツ」 

   鬼のパンツは いいパンツ 強いぞ 強いぞ          

   トラの毛皮でできている 強いぞ 強いぞ

   5年はいてもやぶれない 強いぞ 強いぞ

   10年はいても破れない 強いぞ 強いぞ  (以下略)

 

さん 

   「生まれも育ちも東京柴又、姓は車、名は寅次郎。           人呼んでフーテンの寅・・・」

    この名セリフで有名な映画「男はつらいよ」(山田洋二監督、渥美清主演)の主人公。

         東京・葛飾区柴又帝釈天の門前のだんご屋の生まれ。

     寅さんの名セリフ「それを言っちゃおしめえよ」「労働者諸君」「結構毛だらけ猫灰だらけ」

 

トラトラトラ これは寅・虎にまったく関係のない話。

     1941年12月8日 日本帝国海軍はアメリカ真珠湾を奇襲攻撃した。

     この奇襲攻撃を知らせる日本軍の暗号電報。 艦上攻撃機から空母・赤城宛に発信された。

     1970年 日本軍の真珠湾攻撃を題材にしたアメリカの戦争映画「トラトラトラ」が公開された。

 

虎に関する言葉

 虎視眈々

 虎の子

 トラの威を借るキツネ 

 虎穴に入らずんば虎児を得ず

 虎は死して皮を留め人は死して名を残す

 虎は千里行って千里帰る

 虎の尾を踏む

 虎を野に放つ

 虎になる(酔っぱらう)

 虎刈り

 虎の巻

 まだまだあると思います。皆さんも思い出してください。

 

2022.1.6

                         高岡観光ボランティアガイド やまたちばな

                             本保澄雄