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高村光太郎 「牛」

今年は丑年なので牛に因んで高村行光太郎の詩「牛」を書きます。私の大好きな詩の内の一つです。

この詩は高校の国語の教科書に載っていたと思いますが確かな記憶ではありません。

その時に大変な感動を受けたました。今でもその一部分だけですが覚えています。。

ということでその感動を思いだして今回ブログに投稿しました。

 

高村光太郎 「牛」

 

牛はのろのろと歩く  牛は野でも山でも道でも川でも  自分の行きたいところへは  まっすぐに行く 

牛はただでは飛ばない ただでは躍らない がちりがちりと 牛は砂を掘り土を掘り石をはねとばし

やっぱり牛はのろのろと歩く  牛は急ぐことをしない  牛は力いっぱい地面を頼っていく

自分を載せている自然の力を信じきって行く  ひと足ひと足牛は自分の道を味わっていく ふみ出す足は必然だ

うわの空のことではない  是が非でもださないではいられない足を出す  牛だ  出したが最後 

牛は後へはかえらない 足が地面へめり込んでもかえらない

そして やっぱり牛はのろのろと歩く  牛はがむしゃらがむしゃらではない  けれどかなりがむしゃらだ

邪魔なものは二本の角でひっかける  牛は非道をしない ただしたいことをする 自然にしたくなる事をする

牛は判断をしない  けれども牛は正直だ  牛はしたくなった事に後悔をしない 

牛のしたい事は牛の自身をつよくする  それでもやっぱり牛はのろのろと歩く  どこまでも歩く

 

       中略

 

牛は馬鹿で大まかでかなり不器用だ  思い立ってもやるまでが大変だ やりはじめてもきびきびとは行かない

けれども牛は馬鹿に敏感だ 三里先のけだものの声を聞きわける  最善最美を直観する 未来を明らかに予感する

見よ 牛の眼は叡智にかがやく その眼は自然の形と魂とを一緒に見抜く  形のおもちゃを喜ばない

魂の影に魅せられない

 

       中略

 

利口でやさしい目と なつっこい舌と   厳粛な二本の角と  愛情に満ちたなき声と  素晴らしい筋肉と

正直なよだれを持った大きな牛  牛はのろのろと歩く  牛は大地を踏みしめて歩く 牛は平凡な大地を歩く

 

       以下略

 

すごく長い詩なので以下略しますが、できれば全文をお読みください。

パソコンで「高村光太郎 牛全文」で検索すると出てきます。

 

                                        やまたちばな

                                          本保澄雄