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活動の記録
高岡観光ボランティアガイド やまたちばな

第39回高岡万葉まつり(第30回万葉集全20巻朗唱の会)の振り返り

 

10月4日(金)~6日(日)。

高岡古城公園を中心に、「第39回 高岡万葉まつり」が開催されました。

令和最初の万葉まつりとして注目されておりましたが・・・。

 

 

 

 

温帯低気圧の接近により、初日10月4日(金)は荒天に。

 

 

 

 

メインイベントである「第30回 万葉集全20巻朗唱の会」は、初日、中の島水上特設舞台での開催を取りやめ

東洋通信スポーツセンター(高岡市民体育館)内ステージにて開幕を迎えました。

 

 

大荒れの開幕となり、当初は2日目も雨予報だったので、一時はどうなるかと思いましたが・・・。

初日の夜にはお天気が回復し、東洋通信スポーツセンター内ステージでの朗唱は20時ちょうどで終了。

約45分の中断の後、20時45分頃から通常通り中の島水上特設舞台での開催となりました。

 

 

初日の見どころは、元号「令和」の典拠である、大宰府での「梅花の宴」を詠った巻5・815番から846番の朗唱。

全国から公募の上、先着順で朗唱歌(時間)が決まる朗唱の会ですが、

今年はこの32首のみ、抽選で朗唱者が選ばれました。

 

日中の荒天の影響等もあり、予定から約30分遅れの23時半頃に始まりましたが、

いいお天気で迎えられて本当に良かったと思います。

 

 

 

 

 

「梅花の宴」の朗唱が終わってしばらく後の、10月5日(土)0時すぎ(未明)。

巻5・851番~860番。

往年のテレビドラマやバラエティ番組等をモチーフとしたパフォーマンス朗唱で毎年話題の、

「駅南爆走族」さんの朗唱がありました。

 

駅南爆走族さんの大ファンである私は、現地まで足を運んでしまいました(笑)

今年は『スクールウォーズ』でした。

 

 

 

 

 

さて、2日目に入り、今年6回に及ぶ朗唱参加がスタートしました(笑)

 

 

~朗唱参加①~

まず、正午すぎ、昨年から参加しております「高岡大仏あけぼの会」枠での朗唱。

高岡大仏あけぼの会では、毎朝大佛寺の住職さんと一緒に、般若心経の読経を行っています。

 

私が朗唱した歌は、この2首でした。

(昨年も同じ歌を朗唱しました)

 

 巻10

 2161番 み吉野の 岩本去らず 鳴くかはづ うべも鳴きけり 川をさやけみ

 2162番 神奈備の 山下とよみ 行く水に かはづ鳴くなり 秋と言はむとや

 

 

 

 

~朗唱参加②~

続いて、17時すぎ。

大仏エリアで活動する有志メンバー「大仏の会」枠での参加でした。

「やまたちばな」からは、私と、副代表でNPO法人大佛三郎理事長でもある関本が参加。

 

また、この後の「ちっひろはっぴー氏スペシャルLIVE」にも出演の、

シンガーソングライターの野崎万葉(ひろは)さん、中田千紘さんのお二方にも参加していただきました。

 

 

 

 巻11

 2473番 菅の根の ねもころ君が 結びたる 我が紐の緒を 解く人はあらじ

 2474番 山菅の 乱れ恋のみ せしめつつ 逢はぬ妹かも 年は経につつ

 

 

 

 

~朗唱参加③~

21時40分頃。福岡勝手にPresents企画「ちっひろはっぴー氏スペシャルLIVE」枠。

 

 

(左:中田千紘さん 右:野崎万葉さん)

 

 

東京から、中田千紘さん(小矢部市出身)、そして野崎万葉(ひろは)さん(沖縄県出身)という

お二人のシンガーソングライターさんに参加していただきました。

 

中田さんは、オリジナルソングの他、小矢部市公式イメージソング「小矢部で見つけましょう」(高原兄さん作詞・作曲)の歌い手としても活躍されております。

野崎さんは、名前が「万葉」と書いて「ひろは」。オリジナルアルバムの名前も「万葉集(ひろはしゅう)」ということで、ぜひ万葉まつりに参加して欲しいなと思い、お誘いいたしました。

 

まず、お二人の「前座」として私が登場し(笑)、3首朗唱。

 

 巻12

 2915番 妹と言はば 無礼し恐し しかすがに かけまく欲しき 言にあるかも

 2916番 玉かつま 逢はむと言ふは 誰なるか 逢へる時さへ 面隠しする

 2917番 現にか 妹が来ませる 夢にかも 我か迷へる 恋の繁きに

 

続いて、中田さん、野崎さんの順に登場していただき、それぞれ3首ずつ朗唱。

そして、最後は、お二人のオリジナルソングに合わせて、弾き語り朗唱3首を披露。

 

 

 

 

~朗唱参加④~

日付が替わり、10月6日(日)0時30分頃。

賛助会員として参加している「(公社)高岡青年会議所」枠での朗唱。

個人的には深夜の朗唱も楽しみのひとつですが、例によって割り当てられる歌が多く・・・(笑)

今年は団体として約130首、私一人でも21首を担当いたしました。

終了したのは1時30分頃でした。

 

思えば去年の土曜日深夜は、台風接近により、初めて市民体育館内に舞台を移しての開催。

とても思い出深い出来事だったので、あれから1年が経ったのかとしみじみ。

 

 

 

 

 巻13

 3352番 信濃なる 須我の荒野に ほととぎす 鳴く声聞けば 時過ぎにけり

 3353番 麁玉の 寸戸の林に 汝を立てて 行きかつましじ 寝を先立たね

 3354番 寸戸人の まだら衾に 綿さはだ 入りなましもの 妹が小床に

 3355番 天の原 富士の柴山 木の暗の 時ゆつりなば 逢はずかもあらむ

 3356番 富士の嶺の いや遠長き 山路をも 妹がりとへば けによはず来ぬ

 3357番 霞居る 富士の山辺に 我が来なば いづち向きてか 妹が嘆かむ

 3358番 さ寝らくは 玉の緒ばかり 恋ふらくは 富士の高嶺の 鳴沢のごと

 3359番 駿河の海 おしへに生ふる 浜つづら 汝を頼み 母に違ひぬ

 3360番 伊豆の海に 立つ白波の ありつつも 継ぎなむものを 乱れしめめや

 3361番 足柄の をてもこのもに さすわなの かなるましづみ 児ろ我紐解く

 3362番 相模嶺の 小嶺見隠し 忘れ来る 妹が名呼びて 我を音し泣くな

 3363番 我が背子を 大和へ遣りて まつしだす 足柄山の 杉の木の間か

 3364番 足柄の 箱根の山に 粟蒔きて 実とはなれるを あはなくも怪し

 3365番 鎌倉の 見越の崎の 岩くえの 君が悔ゆべき 心は持たじ

 3366番 まかなしみ さ寝に我は行く 鎌倉の 水無瀬川に 潮満つなむか

 3367番 百つ島 足柄小舟 あるき多み 目こそ離るらめ 心は思へど

 3368番 足柄の 刀比の河内に 出づる湯の よにもたよらに 児ろが言はなくに

 3369番 足柄の ままの小菅の 菅枕 あぜかまかさむ 児ろせ手枕

 3370番 足柄の 箱根の嶺ろの にこ草の 花つ妻なれや 紐解かず寝む

 3371番 足柄の み坂恐み 雲り夜の 我が下延を 言出でつるかも

 3372番 相模道の 余綾の浜の 砂なす 児らはかなしく 思はるるかも

 

 

 

 

~朗唱参加⑤~

3日目に入り、正午すぎ。「万葉集全20巻朗唱の会にいざなう会」若手ワーキングチーム枠での朗唱。

朗唱の会が30回目を迎えるということで、今年結成された若手ワーキングチームに参加させていただき、記念グッズの企画等に携わりました。

(と言ってもほとんど力になれませんでしたが・・・)

 

 

 

↑それが今回の記念グッズの「ピンバッジ」と「ミサンガ」です。

※現在、高岡市役所観光交流課(4階)で販売しております。

 

 

 巻19

 霍公鳥と藤の花とを詠む一首 幷せて短歌

 

 4192番

 桃の花 紅色に にほひたる 面輪のうちに 青柳の 細き眉根を 笑み曲がり

 朝影見つつ 娘子らが 手に取り持てる まそ鏡 二上山に 木の暗の

 繁き谷辺を 呼びとよめ 朝飛び渡り 夕月夜 かそけき野辺に はろはろに

 鳴くほととぎす 立ち潜くと 羽触れに散らす 藤波の 花なつかしみ 引き攀ぢて

 袖に扱入れつ 染まば染むとも

 4193番 ほととぎす 鳴く羽触れにも 散りにけり 盛り過ぐらし 藤波の花

 

 

 

毎年、主に土曜深夜に「長歌」が当たることが多いのですが(笑)、今年はこれが唯一の長歌でした。

(4年前、朗唱の会に初参加した時にいきなり長歌が当たり、戸惑ったことを今でもよく覚えております)

 

 

朗唱終了後、すれ違った方に「いつもブログ見ています!」とお声をかけていただき・・・。

なんだか嬉しくなって色々話していたのですが、途中で「あれ?」と思って確認したら、

私ではなく、私の前に出た方のブログの読者さんでした・・・(笑)

 

 

 

さて、万葉まつり開催の3日間、「やまたちばな」では芸能発表の受付や、先程の記念グッズをはじめとした物販のボランティアを担当いたしました。

私も3日目午後に担当。

 

 

受付にて、今年も山下やすふみさん作の漫画『大伴家持の生涯』が販売されておりました。

万葉集の代表的歌人・大伴家持の生涯が、わかりやすく描かれている漫画です。

 

 

 

 

~朗唱参加⑥~

 

 

そして、いよいよ3日目の17時が過ぎ・・・。

巻20・4476番から4516番は、主催者や各種団体の代表者による「フィナーレ招待朗唱」で、閉幕を迎えます。

 

 

私もやまたちばな代表として招待いただき、4484番を朗唱。

 

 

 巻20

 4484番 咲く花は うつろふ時あり あしひきの 山菅の根し 長くはありけり

 

 

最後は、高岡市万葉歴史館の坂本信幸館長と、フィナーレ朗唱者全員で、4516番を朗唱。

 

 

 巻20

 4516番 新しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いやしけ吉事

 

 

 

こうして、三日三晩に渡る万葉集全20巻4,516首の朗唱は、今年も無事終了。

朗唱後、高岡万葉まつりテーマソング「高岡旅情」を全員で歌い、閉幕を迎えました。

 

 

 

今年は荒天からスタートし、2日目・3日目も時々雨に見舞われましたが・・・。

「令和」最初の万葉まつりとして注目されたこともあり、特別企画など大いに賑わったなと思います。

そして、これだけ大きな行事を成し遂げられるのも、多くの皆様の御尽力があってこそだと毎年実感させられます。

運営に携わりました皆様、本当にありがとうございました。

 

 

今年も、「やまたちばな」として受付ボランティアに携わることができて、本当に良かったです。

また、計6回、31首の朗唱に参加することができて、楽しませていただきました。

来年の開催を、今から楽しみにしております。

 

 

 

やまたちばな

福岡 経