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男性介護者の会「みやび」

新年度が明けました。

北陸では年初から雪が多くて大変でしたが、12月から3月までの冬季活動休止期間も終わり、

今年も元気に活動をスタートしています!

男性介護者の会「みやび」

代表 平尾 隆 記載

平成30年5月26日

【ご挨拶】

男性介護者の会「みやび」代表を務めている平尾 隆(61歳)と申します。私は、1999年(平成11年)1月から3歳年下の妻を介護している現在進行形の男性介護者です。

本会は、2012年(平成24年)2月に立ち上げました。 法人化はいたしておりませんが、現在、会員12 名で仲良く活動しています(全員が、家族介護者の境遇を理解できる人たちです)。

【本会の目的】

本会の目的は、家族の介護を行う人が、性別にかかわらず、自らの心身の健康を維持しながら、仕事ができて、趣味や娯楽を楽しみ、友人とのかかわりを継続できるバランスの取れた生活を送るため社会支援体制をつくりあげることです。

 

【男性介護者の会「みやび」発足に至る3つの段階】

第1段階(活動の源流)

高校時代、部活は放送部に属す。数少ない男子アナウンス担当として力を発揮。

昭和49年、3年生の夏、広島市で行われた第20回NHK杯全国高校放送コンテストアナウンス部門に

富山県代表として出場。部活顧問の先生や部員のみならず、OB・OGから頑張りを賞賛されるも、

部活以外の人たちからは、参加者に女子が多いことを理由に

「女子と競って勝ったからといって、なにを喜んでいるか」

とほとんど評価されず、卒業までの半年間、悔しく、生きづらい日々を過ごす。

性別に関する問題意識を持ちだしたのはこの頃で、現在の活動の源流である。

 

第2段階(活動の契機)

大学進学のために大阪へ。そのまま就職、結婚。平成5年から奈良県在住。

平成11年1月、妻(当時39歳)が脳腫瘍摘出手術。術後、脳梗塞を発症し、介護が必要となり、

私(当時42歳)が仕事、子育て、介護を1人で担うことを余儀なくされる。

やることが多すぎて体がいくつあっても足りない状況で、一番きつかったのは、仕事が思うようにできなかったことである。

また、1日は24時間と決まっている。しばしば、「時間は作るもの」ともっともらしいことを言われたが、そういう問題ではなく、もっと根本的なことが原因であるという認識をもつようになる。

介護を始めて10年が過ぎた頃、介護者が個人ではなく組織的に活動して、介護者が抱える問題の解決に向け活動する必要があることに気づき、介護者の会を立ち上げることを決意した。

平成22年初頭のことである。

 

第3段階(活動の開始)

平成22年秋、父が亡くなり母が遺されたため、平成23年春、生家のある高岡市にUターン。同時に金沢大学大学院入学。

平成24年、男性介護者の会「みやび」立ち上げ、高岡市を「ホームグラウンド」として、全国に向けて活動している。

 

【現在の私】

現在、高岡市内で要介護1の妻と2人暮らし。一昨年、10年ぶりにフルタイム勤務に復活。グループの活動のみならず、介護者政策の専門の勉強も一生懸命頑張っています。いずれも本業です。

私は働き盛りで離職して、よそ様がリタイアする60歳でフルタイム勤務に復活しました。

一見、あべこべの人生を送っていますが、「就労心」「向学心」という“ガソリンタンク”は、いまだ満タンです。

 

【今後の活動の方向性】

立ち上げから継続してきた会合は、今年5月の通算20回目の集まりをもって終了しました。

介護者の会の活動は、会合がすべてではありません。会員の皆様とは個別で相対して参ります。

今後は、他の活動団体や行政とのコラボ。講座講師や介護者問題解決に向けた調査研究に力点を置いて参ります。これから、特に強調していきたい2点を記します。

 

①他の活動団体や行政とのコラボ

行政との講座の実施や、石川県金沢市の男性介護者カフェ「金沢YAROH!」とのコラボを行う。

「金沢YAROH!」は、昨年活動をやめた「百万石介護メンズ倶楽部」のあと誕生したグループで、石川県内の看護学の大学教員が運営している。

 

②年金の重要性

介護を理由に離職すると、「収入がなくなる」とか「孤立する確率が高くなる」と言われますが、

それらに増して重要なのは、厚生年金や企業年金の掛け金が止まってしまうことです。

 

収入がなくなれば稼げばいいし、孤立すれば他者との関係性を再開すればいい。これらは挽回できます。

ですが、年金の場合、国民年金は自分で掛け金を払えても、厚生年金や企業年金は、被雇用者にならなければ止まったままです。このことは、年金受給年齢になると大きく影響してきます。

以上の理由により講演などで、特に介護を理由に離職している現役世代の方々に対して、年金の重要性を述べていく計画です。

 

【学位】

金沢大学大学院人間社会環境研究科博士前期課程修了。公共政策修士(平成25年取得)

修士論文:

「家族介護者に対する社会的支援制度の検討―在宅介護する中高年男性の介護と仕事の両立の問題を題材として」

【受賞歴】

公益財団法人日本女性学習財団「2013年度日本女性学習財団賞」奨励賞

【活動履歴】

平成22年度奈良県男女共同参画推進員および県民会議委員

平成24年度から平成25年度、高岡市男女平等推進市民委員会委員

平成26年度から平成27年度 高岡市男女平等推進センターネットワーク委員

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以上、元気いっぱい活動して参ります。

(文責:平尾 隆)

プロフィール

団体名 男性介護者の会「みやび」 
事務局住所 〒939-1275富山県高岡市中田5121 
活動区分 市民活動団体 
代表者名 平尾 隆 
活動分野 保健、医療又は福祉の増進、男女共同参画社会の形成推進 
会員数 12名 
会員の募集状況 随時募集中 
会員応募の際の
問い合わせ先
携帯電話:080-5330-8880 メール:miyabi.dansei208@gmail.com。活動全般に関して遠慮なくお問い合わせください。研究者、院生、学部生、報道関係者からのお問い合わせ歓迎です。 
会の目的  男性介護者問題の解決を通して、女性を含めた家族介護者が、たとえ家族介護を担ったとしても社会的に孤立せず自らの健康を保ちながら、仕事の継続ができ自己実現が目指せる社会支援体制をつくりあげること。
 
活動状況 ※男女共同参画の視点から次の事業を行っています。
 (1)男性介護者同士が交流を深める集いの場をつくる事業
  【内容】高岡市の公共施設を中心に1か月半に1度の割合で男性介護者同士が集まり、日頃の悩みなどを語り合ったり、一時休暇をしたりして男性介護者の孤立を防ぐ場を形成していく活動を行う。
 (2)男性介護者問題の認知度を高める事業
  【内容】男性介護者やその家族、支える専門家が、同じ場に集って学習し、そこで得たものを社会全体に情報発信することによって男性介護者問題解決の足掛かりをつくる活動を行う。